2017年10月08日

あんたそれでもプロなの?

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評 価:【松】
書 名:『好き勝手 夏木陽介』
著 者:轟夕起夫
発 行:講談社
発掘地:東京都千代田区
発掘日:2013年4月

なんだかんだ言っても私はブックオフが好きです。
ブックオフあっての七庫屋です。
ブックオフ依存症と言っても過言ではありません。

旧来の古書店関係者の方は苦々しく思っているでしょうが、明るくて入りやすい古本屋、いわゆる“新古書店”というジャンルを創出した功績は大きいと思っています。
しかし、中にはブックオフを普通の古書店や新刊書店よりも下に見ている客もいるようで、その横柄な態度に辟易することも少なくありません。

先日都内の某店で遭遇した客はひどかった。
その客はよく言ってオバサン、手加減せずに言えばババアだったんですけどね。
いきなり「ちょっと誰かいないの!」ですから。
自分の声で注意を引こうというあつかましさ。
これですでにドン引きです。

ま、当然バイト君がやって来ますよね。
で、用件を聞くわけですが、「ここに○○の本があったはずなんだけど売れちゃったのかしら」ときたもんだ。
本の正確なタイトルも著者名もわからないんですからバイト君だって困りますよね。

そのババアが探していたのはある俳優さんの本らしいのですが、じつは私たぶんあれだろうなという察しはついていました。
その本はババアがいた目と鼻の先にあったのです。
どうなるかと思って成り行きを見守っていたのですが、バイト君としては少ない手がかりでどうすることもできず、「売れてしまったのかもしれませんね」と答えるのが関の山でした。
実際、売れてしまうこともあるでしょうし、前に見た客が元の場所に戻すとも限りません。
バイト君の対応は別に問題があったと思えないのです。

ところが、そうこうするうちにババアが自力で目当ての本を見つけてしまったのですね。
その時に言い放ったセリフが表題の「あんたそれでもプロなの?」なのでした。

一部始終を見ていた私としてはバイト君が気の毒でなりませんでした。
時給800円か900円で雇われている人間に向かってそれはちょっと酷というものです。
お店に一体何万冊の本があると思ってるんだ。
大体だな、人にものを尋ねる前に自分でよく探せよ。

私が目撃したのは氷山の一角で、毎日こんな傍若無人な振る舞いをする客の相手をしてるんですね。
ブックオフのバイトも大変だわ。
もっと時給上げてやってください。

ちなみにババアが探していたのがこの夏木陽介さんの本です。
私の世代には『Gメン75』の小田切警視としての印象が強いですね。
posted by 七庫屋店主 at 19:26| Comment(0) | サイン本
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