2017年01月08日

戦慄のハンバーガーショップ

世の中には2種類の人間がいる…
と、色んな人が色んな分け方をしていますよね。

私が思う2種類の人間とは、
“かまってほしい人”と“そっとしておいてほしい人”です。

考えるまでもなく私は後者です。
極力他人と関わらずに生きていけたら、と願ってやまない人間なのです。

素敵な古本屋さんなんかに遭遇すると、「あ、いいなあ」と思い、
「自分もこんな店が持てたら」などと夢想することもあります。

でも絶対無理です。
まともに相手の目を見て話せないような人間ですから、接客なんてとんでもない。
まったくもって商売には向いていないコミュ障なのです。

先日こんなことがありました。
勤め先の近所にハンバーガーショップがあるのですが、以前そこで通勤途中にコーヒーを買っていました。
しかし、駅の工事により経路が変わったためずいぶん長い間立ち寄っていなかったのです。

で、ついこの間、久々に行ったんですよ、コーヒー買いに。
すると店員さん(女性)が「ひさしぶりですね」と笑顔で話しかけてくるじゃありませんか。

こういう時、社会人としてどういう対応をとるべきなのでしょうか。
まともな人なら「覚えていてくれたんですか。うれしいなあ」とか返すのでしょうか?
私はというと、こわばった表情で「あ、ども」とバカみたいなことを言うのが精一杯でした。

たぶんその店員さんは頭が良くて仕事もできる人なんだと思います。
組織ではこういう人が高く評価されるのでしょうね。

正直言って困惑しました。
嬉しさというのはまるでなく、それよりも「それ口に出しちゃうか」とあきれてしまいました。

そういうのを喜ぶ客もいるでしょうが、喜ばない客もいるのです。
覚えていたとしても自分の胸にしまっておいてほしかった。

コーヒーしか買わない(売上げに貢献しない)客なんて、いてもいなくてもどうでもいいだろうけど、私にとってはお気に入りの店がひとつ無くなったことを意味します。

いい歳してそんな些細なことでヘソ曲げるなんてバッカみたい。
と思うでしょうが、ヘソ曲げてるわけじゃないんですよ。
無理なんです。ただ普通に買い物したいだけなのに、私を私として認識されてしまうのが。

私の理想の店とは…
毎日行っても、初めて来た客として接してくれる店…です。
posted by 七庫屋店主 at 00:54| Comment(0) | 商売